在留外国人の数は、最近急速に増えており、
1988年に94.1万人だったのに、2018年6月末時点で大体3倍の263.7万人になっています。
日本政府は外国人の受け入れをもっと拡大しようとしています。
2018年末の臨時国会で新在留資格「特定技能」ができ、出入国管理及び難民認定法(入管法)が改正されました。
法務省設置法の改正が成立し、法務省の外局として「出入国在留管理庁」が創設されたのです。
日本政府は2019年4月から特定技能の受け入れを始めました。
そして外国人労働者が最大で34万5150人に達するという方針を示しました。
特にニューカマ―と言われる中国人、フィリピン人、ベトナム人などが増加しています。
2009年の入管法改正によっていびつで不自然な受け入れが解消されました。
「技能実習」の在留資格として1号と2号のふたつが設置されたからです。
まだまだ外国人受け入れ体制については、多くの課題があると思います。
ディオスは、日本に居住する外国人が安全で安心した環境で生活できるように応援していきます。
参考文献
望月優大『ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実』講談社現代新書、2019年3月
中島恵『日本の「中国人」社会』日本経済新聞出版社、2018年12月
出井康博『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』角川新書、2019年4月